こんにちは、南アフリカ観光局です。

やってくれました!
南半球の強豪国であるニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン、南アフリカの代表チームがホーム&アウェイで争う今年の「ザ・ラグビー・チャンピオンシップ」第4節で、我らが南アフリカ代表スプリングボックスは下馬評を覆し、アウェイのウェリントンで、あのニュージーランド代表オールブラックスと対戦し、36対34の僅差で勝利しました。

過去の対戦成績で35勝57敗と負け越すスプリングボックスが、オールブラックスを相手に敵地で勝利を収めるのは2009年以来の9年ぶり。ザ・ラグビー・チャンピオンシップでは3年ぶりの白星を飾ると同時に、2015年から続いていたオールブラックス戦での連敗も6で止めました。

※「写真提供:南アフリカ観光局」
街のランドマークであるユニオン・ビルディングスは
南アフリカ政府の中枢機関が集まる建物

第3節でオーストラリア代表ワラビーズに18対23で敗れ、崖っぷちに追い込まれた南アフリカ代表のラッシー・エラスマス ヘッドコーチは、世界王者からの金星について「運も味方した勝利だった」と認めたうえで、最強軍団との死闘で選手たちが見せた勝負魂を讃える傍らで、勝利に浮かれてはいられないと、ホームでの残り2試合に向けて気を引き締めていました。

この試合を数字で振り返ってみると、ボールの支配率はニュージーランド(NZ)の75.3%に対して南アフリア(SA)は24.7%、ボールを運んだ距離はNZが624mでSAは245m、パスはNZが257本でSAは64本、相手に与えた反則はNZの3回に対してSAは10回、ラックでの攻防を制した回数はNZの155回に対してSAは41回と、データ上ではニュージーランドが圧倒的に試合を支配していたのは明らかですが、南アフリカは235本のタックル(ニュージーランドは61本)でしぶとく食い下がりながら、熾烈な戦いを制することに成功。中でも28本のタックルで勝利に貢献した長身フランカーのピーター・ステフ・デュトイ選手は試合後、感情を抑えきれずに涙を流し続けていました。

※「写真提供:南アフリカ観光局」
プレトリアの街を美しい紫色に染めるジャカランダ

また、この試合では数々の新記録も生まれました。その中からいくつかご紹介すると、
• 「36点」はオールブラックスによるホームゲームでの最多失点
• 「24点」はオールブラックスによるホームゲーム前半終了時点での最多失点
• 「34点」はオールブラックスがホームゲームで敗北を喫した際の最多得点
• 「6本」はオールブラックスが勝利を逸した際の最多トライ数
• オールブラックスが「5本」以上のトライを相手に奪われたのは「10回目」(ホームでは5回目)
などで、スプリングボックスによる戦いぶりがいかに勇敢なものであったかを裏付けています。

今年のザ・ラグビー・チャンピオンシップ第4節終了時点で2勝2敗の南アフリカは2位につけており、残るはホームでの2試合。9月29日にはポートエリザベスでのオーストラリア戦、最終節となる翌週10月6日にはプレトリアで再び宿敵ニュージーランドとの決戦に挑みます。スプリングボックスはオーストラリア戦の会場となるネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムでのテストマッチ(代表チーム同士の真剣勝負)では、これまで負け知らず。過去5戦の成績は4勝1分(2012年のイングランド戦のみ引き分け)で、東ケープ州の熱烈なラグビーファンが46,000人収容のスタジアムを緑色に染めるのは必至。そして第4節での劇的な勝利により、一段と注目が集まるオールブラックス戦の会場となる、ロフタス・ヴァースフェルドでの50,000枚の観戦チケットはすでにほぼ完売。スプリングボック・セブンズで活躍するルーハン・ネルなど、5人が代表デビューを迎えるホーム2連戦のスコッドも発表されており、選手たちはポートエリザベスでのキャンプにて入念な準備に励んでいます。

オールブラックス戦で勝利に伴い、9月17日に発表されたワールドラグビー(ラグビーユニオンの国際統括団体)による最新世界ランキングで、南アフリカは前回の7位から5位へと順位をアップ。ますます機運が高まるスプリングボックスによる、ホーム2連勝&ザ・ラグビー・チャンピオンシップ逆転優勝に期待は高まるばかりです。Go Boks!

※「写真提供:南アフリカ観光局」
プレトリアは、ジャカランダ・シティの愛称で知られる南アフリカの行政の首都

最後になりますが、10月6日のニュージーランド戦の舞台となるプレトリアは、これからジャカランダのシーズンを迎えます。南半球が春を迎える10~11月頃になると、“パープル・シティ”とも称されるプレトリアでは約7万本にものぼるジャカランダの街路樹が毎年一斉に花を咲かせ、プレトリアの街中を鮮やかな紫色に染め尽くします。プレトリアへのジャカランダ観賞ツアーも数多く販売されていますので、この春(南半球の)はラグビー観戦も兼ねて、ぜひ南アフリカへ出かけてみてはいかがでしょうか?

以上、南アフリカ観光局レポートでした。

記事協力:南アフリカ観光局