こんにちは! 南アフリカ観光局です。

ラグビー大国の南アフリカでは、スプリングボックスが国の名誉を賭けて戦うテストマッチ(国の代表チーム同士の試合)の成績に常に注目が集まります。

今年3月にラッシー・エラスマス氏がヘッドコーチ(HC)に就任して以来、スプリングボックスはここまで3勝3敗の戦績で、南半球の強豪国であるニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン、南アフリカの代表チームがホーム&アウェイで争う今年の「ザ・ラグビー・チャンピオンシップ」では、第2節終了時点で、アルゼンチン代表に1勝1敗と、一進一退の攻防が続いています。

※「写真提供:南アフリカ観光局」
アフリカ随一の絶景コーストライン「ガーデンルート」

直近では8月26日にアルゼンチン代表に32対19のスコアで敵地メンドーサで破れており、その後に発表されたワールドラグビー(ラグビーユニオンの国際統括団体)の最新世界ランキングで、南アフリカは前回の6位から7位へと順位をひとつ落としてしまいました(ちなみに日本は11位)。2003年10月の同ランキング導入以来、7位はスプリングボックスにとって最低の順位で、昨年から3度目の転落という状況に面しています。

この後、スプリングボックスは「ザ・ラグビー・チャンピオンシップ」の第3〜4節でオーストラリア、ニュージーランドとのアウェイ2連戦に挑むことになりますが、アルゼンチンに敗北を喫した第2節でのスプリングボックスの不甲斐ない戦いぶりを“みっともないものだった”と率直に認めた上で、世界ランキング5位のオーストラリア、1位のニュージーランドと、敵地での連戦を前に、エラスマスHCは当初、アルゼンチン戦2連勝を想定して計画していた新人の起用を取りやめると語っています。

エラスマスHCはパース、ウェリントンでの試合には是が非でも勝たねばならないと述べており、アルゼンチン戦で幾度となく掴んだ好機をモノにできなかった選手達に先発メンバーの入れ替えを示唆しながら、「同じ過ちは許されない!」とハッパをかけています。さらにコーチ陣にはゲームプランの見直しが必要であるとしたうえで、試合でより確実な計画実行を選手に求めています。

※「写真提供:南アフリカ観光局」
ビッグ・セブンの全てを見ることが出来る「アドゥー・エレファント国立公園」

地元メディアのラグビー解説者はアルゼンチン戦での敗因について「第1節のダーバンでの勝利による油断」、「露呈したディフェンスのもろさ」、「スクラムでの競り負け」、「アンドレ・ポラードを圧倒した相手フライハーフ(スタンドオフ)のパフォーマンス」などと分析すると同時に、オーストラリアを相手に2連勝のニュージーランドによるチャンピオンシップ連覇を確実視し、メンドーサで勝ち点を逃したスプリングボックスの優勝は非常に厳しく、10月6日にプレトリアで催されるニュージーランドとの最終戦を迎える前にオールブラックスが優勝を決めてしまうのではないかとまで指摘しています。

9月30日のポートエリザベスでのオーストラリア戦、最終節となる翌週のプレトリアでのニュージーランド戦のホーム2試合を前に、ライバルとのアウェイ2連戦に背水の陣で臨むスプリングボックスの奮起に期待したいところです。

※「写真提供:南アフリカ観光局」
ホエール・ウォッチングは南アフリカのハイライトのひとつ

最後になりますが、9月30日のオーストラリア戦の開催地となるポートエリザベスはネルソン・マンデラの出身地であるとともに、南アフリカ有数の観光ルートである「ガーデンルート」の起点の街として知られています。インド洋に面したポートエリザベスから車で1時間ほどに位置するアドゥー・エレファント国立公園では、ビッグファイブと称される陸上の大型野生動物—ライオン、ゾウ、ヒョウ、バッファロー、サイに、インド洋に生息するミナミセミクジラとホオジロザメを加えた「ビッグセブン・サファリ」が体験できる数少ない自然保護区として知られています。陸と海をまたいで楽しめる南アフリカならではのサファリ&自然の醍醐味をぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

以上、南アフリカ観光局レポートでした。

記事協力:南アフリカ観光局